公募要領

高難度物質変換反応の開発を指向した精密制御反応場の創出

領域略称名 精密制御反応場
領域番号 2702
設定期間 平成27年度~平成31年度

現在、創薬や有機材料の合成に要求されている最重要課題は、入手容易な原料利用、枯渇性資源非依存型の物質変換反応(例:CO2、O2、N2 を利用する反応)、環境負荷軽減等の高難度有機合成反応の開発である。これらの課題を解決し、有用な物質変換反応を開発するためには、精密に制御された反応場の創出に基づいて独創的な触媒反応を開発することが必須である。ここで精密に制御された反応場とは、反応活性点のみならず、反応活性点と反応に密接に関わるその周辺領域を合わせた精巧な『反応場』のことである。本領域では特に反応活性点周辺領域に新たに設計する反応性制御部位、基質活性化部位、選択性制御部位等を、様々な分野のノウハウを結集し、精密かつ自在に構築することにより、独創的な反応場(高機能・高活性・高選択性触媒)を創製する。さらに得られる反応場を活用して有用な触媒反応を開発するとともに、新反応の発見や従来達成が困難とされてきた高難度物質変換反応の実現をめざす。

有機合成化学・触媒化学に挑戦する研究課題として、研究項目A01では、独創的な反応場を用いて高難度物質変換反応の開発に挑戦する提案を歓迎する。A02では、有機金属化学、錯体化学、A03では、生物無機化学、酵素化学、生体機能関連化学、A04では、超分子化学、高分子化学、固体表面化学のそれぞれの分野の強みを活かした独創的な反応場の構築を積極的に行い、触媒の高活性化、予想外な反応特異性・選択性発現、新反応の発見に果敢に取り組む。本領域の研究課題の達成に向けて、A01を中心として、A02~A04を含めた領域内での活発な共同研究を実施する。なお、計画研究の研究者との共同研究を前提とする提案、高難度物質変換反応の開発を指向した反応場に焦点をあてた理論化学や構造解析化学などに関わる提案も歓迎する。

研究項目
A01 高難度有用物質変換反応の開発
A02 精密制御金属錯体反応場の創出
A03 精密制御生体分子反応場の創出
A04 精密制御巨大分子反応場の創出